「昔は犬を飼っていたけれど、久しぶりだと何から準備すればいいか迷う」と感じている方は多いです。
フードの選び方や室内での飼い方など、犬猫の暮らしの常識は昔とは変わっています。
加えて、60代からは自分の体力や家計に合わせた準備も必要です。
ただ、順番に整えていけば、不安は1つずつ解消できます。
本記事では元トリマー・愛玩動物飼養管理士の視点から、費用・用品・家の整え方を紹介します。
迎える1か月前から当日までに何をすればいいか、読み終えるころには全体の流れがつかめます。
まずは、昔と今で変わった犬猫の飼育事情から確認していきましょう。
この記事を書いた人

管理人:かぎゆか
元トリマー / 愛玩動物飼養管理士
ホリスティックケア・アドバイザー / 老犬介護スペシャリスト
犬・猫・セキセイインコ・金魚など飼育経験あり。高校卒業後ペットサロンで見習いとして働きながら、トリマーの資格を取得。
飼っていた保護犬との死別をきっかけに、ペットロスを経験。数年後「老犬介護スペシャリスト」の講座を知り、資格を取得。
60代でペットを迎える前に知っておきたい今の飼育事情

昔ペットを飼っていた方も、今の飼い方と手続きを確認しておくと、準備をスムーズに進められます。
迎える前に知っておきたいこと
- 室内飼いが基本になった犬猫の暮らし
- 迎える前後に必要な登録と手続き
- 家族に相談して協力を得ておく
1つずつ解説します。
室内飼いが基本になった犬猫の暮らし
今の犬猫の飼い方は、室内で家族と一緒に暮らすスタイルが主流です。
環境省の飼養基準でも、猫は室内で飼うよう努めることが定められています。
交通事故・感染症・迷子を防ぐため、犬も室内で飼う家庭が多くなっています。
具体的には、昔は庭先で柴犬を飼っていた方も、今はリビングにサークルを置いて迎えるケースが多いです。
室内飼いでは、床の滑り対策・トイレの置き場所など、家の中の準備が必要になります。
外飼いのころの感覚のままにせず、室内で一緒に過ごす前提で用品・部屋を整えてください。
散歩・しつけの経験は今でも活かせるので、昔の経験が無駄になる心配はいりません。
迎える前後に必要な登録と手続き
犬猫を迎えた後は、法律で決められた登録の手続きが必要です。
2022年6月から、ペットショップ・ブリーダーで販売される犬猫にはマイクロチップの装着と登録が義務づけられています。
主な手続きは以下のとおりです。
| 手続き | 対象 | 期限・頻度 |
|---|---|---|
| マイクロチップの所有者変更登録 | 登録済みの犬猫を迎えた飼い主 | 迎えてから30日以内 |
| 犬の登録 | 生後91日以上の犬の飼い主 | 飼い始めてから30日以内 |
| 狂犬病予防注射 | 生後91日以上の犬 | 毎年1回 |
マイクロチップの変更登録は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトから手続きできます。
特例制度に参加している市区町村では、変更登録を済ませれば犬の登録の手続きも不要です。
猫には犬の登録・狂犬病予防注射の義務はありません。
例えば、ペットショップで子犬を迎えた65歳の方は、受け取った登録証明書を手元に置き、自宅のパソコンで変更登録を済ませましょう。
住んでいる市区町村が特例制度に参加しているか、迎える前に役所のホームページで確認してください。
家族に相談して協力を得ておく
ペットを迎える準備は、一緒に暮らす家族だけでなく、離れて暮らす子ども世代にも相談してから進めてください。
国の飼養基準も、家族構成の変化やペットの寿命を考えたうえで、飼うか慎重に決めるよう求めています。
自分が体調を崩した場面で、散歩・通院を頼める人がいると安心です。
実際に、夫婦2人で暮らす60代の方であれば、お盆に帰省した子ども家族と以下の内容を話し合ってください。
家族と話し合っておきたいこと
- 毎日のお世話の分担
- 体調を崩したときの散歩・通院の代役
- 飼育費用の負担の範囲
- 長期の外出時のお世話の担当
決めた内容をメモに残して家族で共有すれば、万が一のときも慌てません。
家族が遠方に住んでいる場合は、近所の知人・ペットシッターなど、頼れる相談先を増やしておきましょう。
ペットの種類選びに迷っている方は、高齢者におすすめのペットと選び方もあわせてご覧ください。
ペットを迎えるのにかかる費用の目安

犬猫の飼育準備では、迎えるときの初期費用と毎月の飼育費用の両方を見積もっておく必要があります。
費用の目安と備え方
- 迎えるときにかかる初期費用
- 毎月かかる飼育費用の内訳
- 年金暮らしでも続けられる家計の整え方
1つずつ解説していきます。
迎えるときにかかる初期費用
犬猫を迎えるときは、生体代・用品代に加えて、動物病院での医療費も初期費用としてかかります。
保護団体からの譲渡では、ワクチン代などの医療費を譲渡費用として負担するケースもあります。
日本獣医師会の調査(2021年実施)による、主な医療費の中央値は以下のとおりです。
| 項目 | 犬 | 猫 |
|---|---|---|
| 初診料 | 1,500円 | 1,500円 |
| 混合ワクチン(1回) | 6,250円(5〜6種) | 4,000円(猫白血病を含まないもの) |
| 去勢手術 | 17,500円 | 12,500円 |
| 避妊手術 | 27,500円 | 22,500円 |
※不妊手術は麻酔料を除いた金額で、犬は体重10kgの場合
不妊手術には、手術料とは別に全身麻酔の費用(中央値11,250円)が加わります。
例えば、65歳の方が子犬を迎えた場合、最初の数か月で混合ワクチンを複数回打つため、ワクチン代は1回分では済みません。
料金は動物病院ごとに決められているので、迎える前に近くの病院へ電話で問い合わせてください。
毎月かかる飼育費用の内訳
毎月の飼育費用は、フードなど決まって出ていくお金と、治療費のように月ごとに変わるお金に分けて考えてください。
アニコム損保の2025年の調査では、1年間の治療費だけで犬は8万9,120円、猫は4万7,130円かかっています。
飼育に伴って増えた光熱費も、犬で年間2万2,273円です。
具体的には、室内で小型犬や猫を飼う場合、毎月の家計に以下の項目が加わります。
犬猫の毎月の主な出費
- フードとおやつの代金
- 猫砂やトイレシートの代金
- 冷暖房で増える電気代
- 健康診断や予防の費用
治療費は月によって0円の月もあれば、数万円かかる月もあります。
フード代は種類や体格で差が出るため、迎える前にペットショップで実際の価格を見ておきましょう。
決まった出費と変動する治療費を分けて把握すれば、急な出費にも慌てません。
年金暮らしでも続けられる家計の整え方
年金暮らしでペットとの生活を続けるには、飼育費用を家計の固定費として先に確保しておくのが有効です。
収入が年金中心になると、急な治療費を後から捻出するのは負担になるためです。
例えば、夫婦で年金を受け取っている場合は、2か月に1度の振込日にペット用の口座へ飼育費を移す方法があります。
治療費への備えは、ペット保険に入るか、自分で積み立てるかの2つから選べます。
ペット保険は年齢とともに保険料が上がる商品や、新規加入の年齢に上限がある商品もあるため、迎えたら早めに比べておきましょう。
積み立てを選ぶ場合は、ペット用の口座に毎月決まった金額を入れ、治療費以外には使わないと決めてください。
家計の中で飼育費用の置き場所を決めておけば、お金の不安でペットとの暮らしを諦める必要はありません。
犬猫の飼育準備でそろえたい用品チェックリスト

用品は迎える日までにそろえておくと、初日から落ち着いて過ごせます。
共通の用品・種類別の用品・あると便利なグッズに分けて紹介します。
そろえたい用品の分類
- 犬猫共通で必要な用品
- 犬を迎えるときに必要な用品
- 猫を迎えるときに必要な用品
- 飼い主の体の負担を減らす便利グッズ
買い物のときのチェックリストとして使ってください。
犬猫共通で必要な用品
犬でも猫でも、食事・トイレ・寝床・移動の4つに関わる用品は迎える前にそろえてください。
迎えた当日から使うものばかりで、後から買いに走ると動物だけで留守番させる時間が増えるためです。
最低限そろえたい共通の用品は以下のとおりです。
犬猫共通の用品チェックリスト
- 譲渡元と同じ種類のフード
- フード皿と水入れ
- ケージやサークル
- トイレと替えのシートや砂
- 寝床用のベッドや毛布
- 通院用のキャリーバッグ
フードを急に切り替えるとおなかをこわす子もいるため、迎える前に食べていたものと同じ商品を用意しましょう。
具体的には、譲渡会で成猫を迎える70歳の方であれば、引き取りの日に普段のフードの商品名を保護団体に聞いておくと安心です。
キャリーは通院だけでなく災害時の避難にも使うので、後回しにしてはいけません。
犬を迎えるときに必要な用品
犬には共通の用品に加えて、散歩とお手入れに使う道具が必要です。
散歩デビューは混合ワクチンの接種が済んでからになるため、子犬の場合は最初から全部そろえなくても問題ありません。
犬用の主な用品とそろえる時期は以下のとおりです。
| 用品 | 用途 | そろえる時期 |
|---|---|---|
| 首輪またはハーネス | 散歩・鑑札の装着 | 迎える前 |
| リード | 散歩・通院時の移動 | 迎える前 |
| 迷子札 | はぐれたときの連絡先表示 | 迎える前 |
| ブラシ・爪切り | 毎日のお手入れ | 迎える前 |
| うんち袋・水入りボトル | 散歩中のマナー | 散歩デビュー前 |
| おもちゃ | 運動・ストレス発散 | 迎えてから |
鑑札が交付された場合は、狂犬病予防注射済票とあわせて首輪に着けてください。
例えば、60代の方がトイプードルを迎える場合は、毛玉をほぐすスリッカーブラシと仕上げ用のコームを用意しましょう。
リードは持ち手が太く手になじむものを選ぶと、急に引っ張られたときも握り続けられます。
猫を迎えるときに必要な用品
猫の用品選びでは、トイレの数と爪とぎ・上下運動の場所を意識してください。
鹿児島市の猫の飼育に関するガイドラインでは、トイレを猫の頭数プラス1個用意するよう勧めています。
家具で爪をとがないよう、専用の爪とぎを用意することも同じガイドラインに書かれています。
猫のために用意したい主な用品は以下のとおりです。
猫の用品チェックリスト
- 頭数プラス1個のトイレ
- 猫砂とトイレ用スコップ
- 段ボールや麻の爪とぎ
- 上り下りできるキャットタワー
- 外を眺められる窓辺の台
- 猫用の爪切り
実際に、成猫を1匹迎える65歳の方であれば、トイレを2個用意してリビングと廊下など離れた場所に置きましょう。
キャットタワーは背の高いものほど組み立てや掃除の手間が増えるため、低めのタイプでも問題ありません。
飼い主の体の負担を減らす便利グッズ
必要な用品に加えて、腰や膝への負担を減らすグッズを取り入れると、毎日のお世話が楽になります。
食事・トイレ掃除・通院の準備は、かがむ・持ち上げる動作の繰り返しになるためです。
例えば、60代の夫婦が猫を迎える場合は、高さのある食器台に器を置けば、あまり腰を曲げずに食事を出せます。
トイレ掃除には、柄の長いスコップやちりとりを使うとしゃがまずに済むのでおすすめです。
通院用のキャリーは、上の扉からも出し入れできるタイプを選んでください。
体調を崩した朝に備えて、決まった時間にフードを出す自動給餌器を置いておくのも選択肢の1つです。
便利グッズは一度にそろえず、お世話を続ける中でつらい動作が出てきたら少しずつ足していきましょう。
シニア世代が安心して暮らせる家の整え方

ペットとの暮らしでは、飼い主の転倒とペットの事故の両方を防ぐ家づくりが必要です。
迎える前に整えたい3つを紹介します。
家づくりで整えたいこと
- 転倒を防ぐ床材と動線づくり
- 脱走・誤飲を防ぐ部屋づくり
- 暑さ・寒さに備える室温管理
それぞれ詳しく見ていきましょう。
転倒を防ぐ床材と動線づくり
東京消防庁の救急搬送データによると、高齢者の日常生活の事故は「ころぶ」事故が一番多く、2024年は73,500人が搬送されています。
犬や猫が急に足元へ駆け寄ったり、床におもちゃが散らかったりすると、家の中でつまずく原因が増えます。
迎える前に、床と動線を以下のように見直してください。
| 場所 | 見直す内容 |
|---|---|
| フローリング | 滑り止めマットやタイルカーペットの設置 |
| 廊下・階段 | 足元灯の設置・物を置かないルール |
| ケージ | 通り道をふさがない部屋の隅への配置 |
| ペットのトイレ | 夜中に通る動線を避けた配置 |
滑りにくい床は、飼い主だけでなく犬の足腰の負担を減らす効果もあります。
具体的には、夜中にトイレへ起きる70代の方であれば、寝室から廊下までの通り道に足元灯を置き、ペットのベッドは通り道から外しましょう。
全部屋を一度に変える必要はなく、ペットと過ごす時間が長いリビングから整えれば問題ありません。
脱走・誤飲を防ぐ部屋づくり
室内飼いでも、玄関からの脱走や落ちている物の誤飲には備えが必要です。
環境省の飼養基準でも、飼い主は動物が逃げ出さないよう必要な対策をとるよう求められています。
例えば、宅配便の受け取りで玄関を開けた一瞬に、犬や猫が外へ飛び出す場面はよくあります。
迎える前に、以下の対策を済ませてください。
脱走と誤飲を防ぐ対策
- 玄関前のペットゲート
- 網戸のロックや脱走防止柵
- 床に置いた薬や輪ゴムの片付け
- ふた付きのゴミ箱
- 猫が届かない場所への観葉植物の移動
人の薬は飲み込むと中毒を起こす恐れがあるため、服薬中の方は薬を引き出しにしまう習慣をつけましょう。
猫にとって毒になるユリなどの植物もあるので、部屋に飾る花も迎える前に見直す必要があります。
暑さ・寒さに備える室温管理
室内飼いの犬猫は、飼い主が整えた室温の中で1日の大半を過ごします。
犬は人と比べて汗で体温を下げる仕組みが少なく、暑さに弱い動物です。
夏の閉め切った部屋は、エアコンを切ると短時間で室温が上がってしまいます。
実際に、夏の午後に通院や買い物で2時間ほど家を空ける場合も、エアコンをつけたまま出かけてください。
冬はペットの寝床をすきま風の入る窓際から離し、ペット用のヒーターやブランケットで暖かい場所を作りましょう。
室温を整えることは、熱中症やヒートショックを防ぐ飼い主の体調管理にもつながります。
温湿度計をペットのいる部屋に1つ置けば、数字を見ながら判断できるので迷いません。
迎える前に整えておきたい「もしも」の備え

自分の急な入院や災害が起きたときも、ペットが困らないよう準備しておきましょう。
迎える前に整えたい備えは3つです。
迎える前に整えたい備え
- 通いやすいかかりつけ動物病院を探しておく
- 留守中に備えてペットの情報をまとめておく
- 災害に備えて同行避難グッズを用意する
1つずつ解説します。
通いやすいかかりつけ動物病院を探しておく
かかりつけの動物病院は、ペットを迎える前に決めておいてください。
迎えてすぐに体調を崩す子もいるうえ、健康診断やワクチンで通院が始まるためです。
日本獣医師会の2021年の調査では、夜間診療に対応している動物病院は22.3%にとどまります。
病院を選ぶときは、以下の項目を確認しましょう。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 自宅からの距離 | 徒歩やタクシーで通える範囲 |
| 駐車場 | 車で通う場合の駐車スペース |
| 診療時間 | 土日の診療の有無 |
| 夜間・休日 | 夜間対応の有無と近くの救急病院 |
| 往診 | 自宅まで来てもらえるサービスの有無 |
例えば、徒歩で通院したい60代の方であれば、キャリーを持って歩ける距離の病院を地図で探しておくと安心です。
候補を絞り切れない場合は、迎える前に一度足を運び、受付の対応や待合室の様子を見て決めても問題ありません。
留守中に備えてペットの情報をまとめておく
自分の入院や外出に備えて、ペットの世話に必要な情報を1枚の紙にまとめておきましょう。
家族や知人に急にお世話を頼んだときも、メモがあれば迷わず世話を引き継げます。
書いておきたい内容は以下のとおりです。
ペット情報メモに書くこと
- ペットの名前と年齢
- フードの商品名と1回の量
- 散歩やトイレの時間
- かかりつけ病院の連絡先
- 飲んでいる薬の名前と量
- マイクロチップの番号
具体的には、ひとり暮らしで猫を飼っている68歳の方であれば、メモを冷蔵庫に貼り、同じ内容を離れて住む子どもにもスマホで送っておきます。
外出先で倒れた場合に備えて、「自宅にペットがいます」と書いたカードを財布に入れておいてください。
フードの量が変わったときなどにメモを書き直せば、古い情報のまま伝わる心配はありません。
災害に備えて同行避難グッズを用意する
災害時はペットと一緒に避難する「同行避難」が原則で、環境省のガイドラインもペット用の持ち出し品の準備を勧めています。
フードは最低5日分、できれば7日分以上の備蓄が目安です。
ただし、フード・水・トイレ用品をまとめると重くなり、キャリーと一緒に運ぶのは60代の体には負担になります。
例えば、マンションで猫と暮らす夫婦であれば、すぐ持ち出す2日分を玄関のリュックに入れ、残りは自宅の収納に分けて置きましょう。
持ち出し袋は、実際に背負って階段を下りられる重さか、迎える前に一度試してください。
備蓄したフードは普段の食事で古いものから使い、使った分を買い足せば期限切れを防げます。
持ち出し品を玄関にそろえておけば、いざ避難するときに家の中を探し回る必要はありません。
迎える日までの準備スケジュールとチェック表

費用・用品・家の準備を、迎える日から逆算したスケジュールにまとめています。
印刷してチェック表として使ってください。
準備のスケジュール
- 迎える1か月前までにすること
- 迎える1週間前までにすること
- 迎える当日と最初の1週間の過ごし方
1ステップずつ解説していきます。
迎える1か月前までにすること
迎える1か月前までに、家族への相談・家計の準備・家の模様替えなど時間のかかる準備を済ませてください。
動物病院選びや床の張り替えは、思い立ってすぐに終わるものではないためです。
1か月前までのチェック表は以下のとおりです。
| チェック | やること |
|---|---|
| □ | 家族への相談と協力のお願い |
| □ | 初期費用と毎月の飼育費用の見積もり |
| □ | ペット用口座や積み立ての準備 |
| □ | かかりつけ動物病院の候補探しと下見 |
| □ | 滑り止めマットや足元灯の購入 |
| □ | 住まいのペット飼育ルールの確認 |
具体的には、12月に保護猫を迎える予定の66歳の方であれば、11月中に動物病院の下見と滑り止めマットの設置まで終えておきましょう。
準備が多く感じる場合も、家族と分担すれば1人で抱え込む必要はありません。
迎える1週間前までにすること
迎える1週間前には、用品をそろえてケージやトイレを実際の置き場所に設置します。
当日に組み立てを始めると、慣れない環境に来たペットを長く待たせることになるためです。
1週間前までに確認したい項目は以下のとおりです。
1週間前までのチェック項目
- ケージとトイレの設置
- フードと食器の準備
- 脱走防止柵や網戸ロックの取り付け
- 床の薬や小物の片付け
- 持ち出し袋の準備
- ペット情報メモの作成
実際に、設置したケージの周りを自分で歩いてみて、夜中に通ってもつまずかない配置か確かめてください。
迎えに行く日の移動手段と時間も、1週間前までに決めておきましょう。
車がない場合は、ペットを乗せられるタクシーを予約しておけば当日も慌てません。
迎える当日と最初の1週間の過ごし方
迎えた当日は構いすぎず、ペットが新しい家に慣れるのを待ってください。
移動と環境の変化で緊張しているため、なでたり抱っこしたりを続けると疲れてしまいます。
例えば、午前中に保護犬を迎えた日は、ケージの中で休ませ、話しかけるのは食事とトイレのときだけにしましょう。
最初の1週間は、食欲・便の状態・元気の有無を毎日メモに残します。
迎えてから1週間ほどで、かかりつけ病院の健康診断を受けると安心です。
マイクロチップの変更登録も健康診断と同じ週に済ませておけば、手続きを忘れません。
まとめ
高齢者がペットを迎える準備は、費用・用品・家の環境・もしもの備えの4つを整えれば安心して始められます。
昔の飼育経験は、散歩やお世話の場面でそのまま活かせます。
一方で、登録の手続きや室内飼いの環境づくりなど、今の基準に合わせて見直したい準備も多いです。
迎える前には初期費用と毎月の飼育費用を見積もり、年金暮らしでも続けられるよう家計に組み込んでください。
用品はチェックリストでそろえ、転倒や脱走を防ぐ家づくりも済ませておきましょう。
かかりつけ病院・ペット情報メモ・持ち出し袋を用意しておけば、自分の入院や災害のときもペットを守れます。
準備を1つずつ進めれば、60代からでもペットとの暮らしを諦める必要はありません。
新しい家族を迎える日を楽しみに、チェック表の1か月前の項目から始めてください。

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